西井医院

本人への意思確認（主に末期がん）

• 終末期においては、特に看取りの場所（在宅、介護施設、医療機関等）の選択、終末期に際して行われる医療行為及び看取りのための看護、介護、リハビリテーション等の内容 について本人の意思が最大限に尊重される必要がある。
• これらに関する説明は、当施設の利用開始時又は心身機能に著しい障害をきたした際等に、本人に対して医師が十分に行う。

本人以外への意思確認

• 本人の意思確認ができない場合には、家族等の推定する本人の意思を尊重し、本人にとって最善の看取りを行うことを基本とする。
• 家族等が本人の意思を推定できない場合には、家族等と十分に話し合い合意を形成した後、本人にとって最善の看取りを行うことを基本とする。
•  家族等がいない場合及び家族等が判断を施設に委ねる場合には、看取りの妥当性、適切性等を慎重に判断して、本人にとって最善の看取りを行うことを基本とする。
• 家族等が施設に判断を委ねる場合にも、その決定内容を説明し十分に理解を得る。

説明と同意

• 医師が、本人、家族等に対して、看護職員、介護職員、ケアマネージャー、リハビリテーション専門職員等の多専門職種同席のもと、終末期ケアの内容について説明を行う。
• 本人、家族等への説明、看取りに関する行為の全責任は、医師にある。 なお、身体状況や本人、家族等の心情の変化に応じるため、随時説明を行い、本人の同意を得ることを原則とする。

看取りの体制

• 医師は主として終末期医療を担当し、さらに、休日、夜間等のオンコール体制や協力医療機関等との連携といった医療体制あるいは365日24時間の看護・介護職員配置等の看護・介護体制等について本人、家族等に説明する。 
• なお、自宅での看取りや医療機関への転院等の希望がある場合には、地域の医療機関や居宅サービス事業所との連携等の援助方法を説明し、支援する。